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無添加お尻拭きが赤ちゃん/乳幼児のお尻の黒ずみやアレルギー発症の原因?

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弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第6章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第6章② よりの続き) 赤ちゃんのお尻の黒ずみで、お悩みのお母さまは意外と多いようです。多岐にわたる原因が考えられるでしょうが、その一つがグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム/医薬部外品では「グリチルリチン酸二カリウム」と表記)を配合 したお尻拭き/お尻専用ウェットティッシュです。 お母さま方は、お尻拭きにどのような防腐剤が配合されているかといったことには、とても敏感です。しかしグリチルリチン酸2K無添加であるか否かといったことには、ほとんど気になれないようです。 当然のことながら、赤ちゃんのお肌は超敏感肌です。そのためお尻ふきといえども、敏感肌用にしなくてはならないというのが、お尻ふきメーカーさんのお考えなのでしょう。 「お肌をいたわる安心の植物由来成分のグリチルリチン酸2K配合」などと宣伝されています。グリチルリチン酸ジカリウムがもつ抗炎症作用を利用して、大切な赤ちゃんの弱いお肌(超敏感肌)のカブレ等肌トラブルを回避しようというのが、配合目的です。 しかしこのグリチルリチン酸2K配合お尻拭きで毎日何回もお尻を拭かれれば、過去の記事に記述したように、血行や肌代謝が落ちてしまいます。赤ちゃんのお肌は脆くなると同時に黒ずむのは、至極当然のことでしょう。 過去の記事 にも書きましたが、グリチルリチン酸2Kを主要薬効成分とする薬草である甘草は、漢方薬の世界では長期使用/常用はタブーです。 赤ちゃんであっても成人であっても、グリチルリチン酸2K常用には、大きな代償が必要となります。 もし読者様の大切な赤ちゃんのお尻が黒ずんでいて、かつグリチルリチン酸2K配合お尻ふきをお使いの場合は、そのお尻ふきのご使用を中止してみることが、最善の解決策となり得るでしょう。赤ちゃんのお尻の黒ずみで悩まれていた弊社のお客様に、そのことをご提案して実践された結果、解決した事例もあります。 お尻拭き以外にも、ベビー用石鹸などのベビー用品には意外なほど、グリチルリチン酸2Kが配合されています。しかもパッケージに「無添加」と宣伝されているため、注意が必要です。まことに

ニキビケア グリチルレチン酸二カリウム配合薬用化粧水を長期使用するとニキビ悪化の危険性

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  弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第6章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第6章② よりの続き) ニキビケア用の薬用化粧水等へのグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム/医薬部外品では「グリチルリチン酸二カリウム」と表記)の配合目的は、抗炎症作用によってニキビの症状を抑えることです。しかしニキビ対策用の薬用化粧水によっては、抗菌効果/静菌効果、さらには殺菌効果までも宣伝されている場合があるようです。 確かにグリチルリチン酸2Kを含有する甘草には、古くから抗菌作用があることが知られています。しかしその抗菌効果はとても穏やかなもので、それなりの濃度でなければ効果を発揮しません。しかし高濃度にするにしても、化粧品や薬用化粧品にはグリチルリチン酸2Kの上限配合量の制限があるため、その宣伝には少々無理があるようです。そういうわけで、ニキビ対策の薬用化粧水には、サリチル酸などの強力な殺菌剤が、配合されている場合が多いようです。 こいうった薬用化粧水で、もちろんニキビが改善される場合もあるでしょう。しかしニキビがひどく悪化する(逆効果である)ケースが、決して少なくないようです。そのメカニズムについて、考察したいと思います。 ニキビ対策の薬用化粧水等の一般的な効能効果は、 ニキビの炎症を鎮める(ニキビを大きくしない)ことと、 ②アクネ菌/ニキビ菌の殺菌です。抗炎症は グリチルリチン酸2Kが担い、殺菌はサリチル酸などの殺菌剤が担うこととなります。 しかしここには宣伝文句には書かれていない、大きな落とし穴があるのです。それは、グリチルリチン酸2Kのステロイド様作用による副作用です。私が調べた限りでは、注意書きにもこの副作用は書かれていないようです。 グリチルリチン酸2Kは、その免疫抑制作用で、免疫活動である炎症を鎮めようと働きます。しかし雑菌に対する皮膚の抵抗力も免疫活動であるため、アクネ菌/ニキビ菌に対す皮膚の抵抗力をも低下させることとなります。そうなれば、たとえサリチル酸などの殺菌剤でアクネ菌/ニキビ菌が弱ったとしても、それ以上に相対的に皮膚の抵抗力がグリチルリチン酸2Kによって弱ってしまえば、ニキビが悪化する危険性があ

新型コロナワクチンのポリエチレングリコールやポリソルベート80に不妊化の危険性

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この記事は、弊社公式サイト内の「 新型コロナ論 第8部 コロナワクチン接種義務とワクチンの歴史 」の、分割記事です。 前回のブログ記事「子宮頸がんワクチンの実情」 よりの、続きとなります。 前回の記事で子宮頸がんワクチンにも触れた理由は、子宮頸がんワクチンに3つの新型コロナワクチンの添加物と同じまたは類似成分が含まれているからです。それはアストラゼネカ社製ワクチンに含まれているポリソルベート80であり、ファイザー社製および武田/モデルナ社製ワクチンの場合は、類似成分であるポリエチレングリコール(PEG2000)となります。 欧米諸国では、子宮頸がんワクチンに含まれるポリソルベート80が生殖器に損傷を与え、不妊化する危険性があると、大きな問題となりました。欧米諸国並みではないものの、日本でも不妊化を危惧する見解も、欧米諸国ほどではないですが存在します。 そういった懸念に対して「根も葉もないデマ」といった反論が、ネット上でよく見受けられます。その発信者が産婦人科/レディースクリニックの先生方である場合が非常に多いのです。はたしてその反論は、正しいのでしょうか? 下記は アメリカ国立医学図書館傘下の国立生物工学情報センター(NCBI)で所蔵されている文献 です。当たり前のことですが、しっかりとした公的機関であり、デタラメな情報は扱っていないでしょう。 この論文では、オーストラリアの3人の女性が子宮頸がんワクチン接種後に早期卵巣機能不全を発症したことをうけて、子宮頸がんワクチンに含まれる成分の毒性を、ラットを使用した動物テストをしたことが記述されています。他の成分の毒性も確認されたのですが、ポリソルベート80を非経口投与されたラットは、下記のように子宮損傷を起こすことが確認されています。 「Tween 80(ポリソルベート80の別称)が投与された17匹すべてのラットの子宮内膜組織に、尋常ならざる組織学的所見が確認された。」 (原文) Abnormal histological findings in the cells lining the uterus were observed in all 17 rats given Tween 80 さきほど「葉はありそう」と申し上げたのは、こういった実験結果があるからです。 しかし実際にポリソルベート80が、人間の女性の子宮を損傷

グリチルリチン酸2K配合コンシーラーでシミやクマやニキビ跡を隠し続けると副作用で逆効果?

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弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第6章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第6章① よりの続き) コンシーラーとはシミなどのマイナス部分を隠すための、ポイントメイクです。このコンシーラーで隠す対象は、お顔にできたシミやニキビや、目の下にできるクマなどです。とくに黒ずんだシミや赤みの強いニキビはファンデーションではなかなかカバーし切れないのが一般的で、コンシーラーが必要とされることになるようです。 このコンシーラーをお使いの方の多くは、当たり前のように常用されるようです。じつはここにコンシーラーの、大きな落とし穴があります。このことはコンシーラーの販売サイトでは、あまり書かれていません。また美容サイトなどでも、まず注意喚起などはされていません。おそらくこのようなことを書いているのは、弊社のブログ程度でしょう。 たとえばクマやシミの予防や改善・解消には、血流改善や新陳代謝が必要不可欠とされています。これは弊社の経験ですが、新陳代謝や血行を妨げないスキンケアに切り替えると、シミが消えてしまう、または薄くなってしまうことも珍しくありません。たいていそういった場合は、多少の時間はかかりますが、劇的に改善するようです。 この肌本来が持ち合わせている回復機能(美肌づくり)を妨げてしまう化粧品成分が、じつは大半のコンシーラーに配合されているのです。その化粧品成分とはこの連続記事の主人公である、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム/GKⅡ)にほかならないのです。 既述のように、同化粧品成分は血行やターンオーバーを妨げるため、シミなどを固定化する傾向があります。もしどうしても、グリチルリチン酸2K配合コンシーラーをお使いになられるのであれば、きわめて短期間に使い終えるべきでしょう。(次回の記事 へ) (続きの   連続記事第6章②   へ) ■  ココログ内の類似記事 ■  アメブロ内の類似記事 ■  Hatenaブログ内の関連記事 ■  グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) ■  弊社公式サイト ■  メインブログ cocolog ■  サブブログ アメブロ ■  hatenaブログ ダイジェスト版

副反応が問題の子宮頸がんワクチン/ヒトパピローマウイルスワクチンを厚生労働省は積極勧奨を中止したが…

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この記事は、弊社公式サイト内の「 新型コロナ論 第8部 コロナワクチン接種義務とワクチンの歴史 」の、分割記事です。 前回のブログ記事「化粧品の使い過ぎでワクチン副反応の危険性」 よりの、続きとなります。 日本では2009年4月より子宮頸がんワクチン(HPVワクチン/ヒトパピローマウイルスワクチン)による予防接種が始まり、2013年4月より予防接種法による定期の予防接種となりました。しかし当時大きく報道されたように、全国各地で重篤な副反応/副作用が発生したため、同年6月に厚生労働省は都道府県を通じて全国の市町村に、積極的接種勧奨の差し控えるべきとの通知を発しました。 厚生労働省の現在の国民向けの子宮頸がんワクチンに関するページでは、「「現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にはお勧めしていません。」と大きく記述されています。つまり、わずか2ヶ月で、ワクチン行政が180度転換したわけです。 この結果子宮頸がんワクチンの接種率は、1996年~1998年生まれの女性が80%近くもあるのに対し、2000年生まれの女性は15%までに激減、さらに2004年生まれの女性は0%となりました。現在では、子宮頸がん罹患者は年間10,000人程度、子宮頸がんによる死者数は年間2,800人程度とされ、その数値は年々増加傾向にあるとされています。 ヒトパピローマウイルス感染が原因の子宮頸がん発症は60~70%といわれていますので、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん死者数は、年間2,000人程度と推定されます。子宮頸がんワクチンの有効性は高く、16才になるまでに適切なワクチン接種を行えば、ヒトパピローマウイルスへの感染は約90%防ぐことができるとされています。ですから子宮頸がんワクチンで、年間1800人もの女性の命をを救うことができる計算となります。理屈上は…。 しかしここでよく考えなければならないのは、本来はヒトパピローマウイルスは人の命を奪うほどの、狂暴なウイルスでないということです。先ほどの厚生労働省は国民向けの子宮頸がんワクチンに関する情報ページをさらに読んでいくと、「海外では、性活動を行う女性の50%以上が、生涯に一度は感染するといわれ、感染しても多くは自然に排出されます。」という一文に行き着きます。 というのも子宮頸がんで不幸にしてお亡くなりになる方は、肥満症や高血圧症の方

グリチルリチン酸2K配合無添加石鹸で乾燥肌対策? 常用すると全身が痒くなってしまう危険性

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弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第6章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第5章⑥ よりの続き) グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム/GKⅡ/グリチルリチン酸二カリウム)が、浴用石鹸に配合される場合もあります。それは痒み止めを目的としたものです。お肌にムズムズとした痒みを伴うまでの、乾燥肌の方をターゲットとした商材です。 パッケージには大きく「無添加石鹸」と書かれおり、またサブタイトルとして「お肌が潤う」とも書かれているため、購入する方は小さく記述されている全成分表示にまでは、余り気にされないようです。しかしこの石鹸で痒みに効果があるのは、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2Kであることは明らかでしょう。 同化粧品成分配合の浴用石鹸を短期間のうちに使い終えるのであれば、さほど問題はないでしょう。しかしその石鹸を常用/長期使用するのであれば、やがてグリチルリチン酸2Kの抗炎症作用に対して身体が耐性を持ち始め、痒み止め効果はだんだんとなくなるでしょう。そしてやがては全身が痒みに襲われるという、最悪の羽目に陥る危険性があります。 実際にそのようなご経験をされた方(お客様)と、お話をしたことがあります。一日中全身が痒いと、たいへんな思いをされたご様子でした。 余談ですが、全身の乾燥肌対策としてタラソテラピー入浴剤を使用する方法もあります。しかしこれは順番としては、2番目でしょう。もしボディソープなどの合成洗剤をそれまでお使いであった場合は、純石鹸に切り替えるのがファーストチョイスです。 合成界面活性剤に弱い方と強い方がいらっしゃいます。合成洗剤に弱い乾燥性敏感肌の方が純石鹸に切り替えることは、最大の乾燥肌対策となり得ます。純石鹸の本質やおすすめの純石鹸につきましては、弊社公式サイト内の、 純石鹸のシリーズ記事 にてご紹介しております。  (続きの   連続記事第6章②   へ) ■  ココログ内の類似記事 ■  アメブロ内の類似記事 ■  Hatenaブログ内の関連記事 ■  グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) ■  弊社公式サイト ■  メインブログ cocolog ■  サブブログ

グリチルリチン酸2K配合コスメでシミ取り? 肌代謝低下してシミだらけになるのでは?

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  弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第5章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第5章⑤ よりの続き) グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸2ジカリウム/グリチルリチン酸二カリウム/GKⅡ/カンゾウ根エキス)には、シミ(色素沈着)取り効果やシミ防止効果があるといった情報を、ネットショップの広告や美容サイトでよく見かけます。はたしてこれは、事実なのでしょうか? シミ防止やシミ解消/改善に関してグリチルリチン酸2Kのさまざまな効果がいろいろと書かれているようですが、最大公約数的な効果として、シミの原因となる炎症を抑える効果があるというのがその根拠のようです。確かにお肌に炎症が生じればシミができるというのは誤りではないでしょう。しかしその理屈には、たいへん大きな矛盾点があります。 しみは色調により、茶しみ(茶色シミ)、こげ茶しみ(こげ茶色シミ)黒しみ(黒色シミ)、灰色シミ、青シミといったものがあるようです。これらのうちの灰色しみと青しみは、真皮の中に沈着していて、その他は表皮(基底層~角質層)に存在すると言われています。 真皮の中に出来上がってしまった灰色のシミや青いシミは、通常は取り除くことが難しいとされています。しかし表皮/角質層の中に存在する茶色のシミやこげ茶色のシミや黒いシミは、弊社での経験でのことですが、不適切なスキンケアさえしなければ、比較的簡単に消えたり薄くなるようです。なぜなら基底層から角質層にかけては、健康なお肌ではターンオーバー(新陳代謝/肌代謝)が活発であり、シミは垢とともに排出されることになるからです。 この大切なお肌のターンオーバーを阻害してしまう、シミ改善の大敵ともいえる化粧品成分があります。その代表格ともいえる美容成分が、じつはこのグリチルリチン酸2Kなのです。この化粧品成分配合化粧水や美容液等コスメを使い続けると、まちがいなく色素沈着の改善は遅れます。あらたなシミはまた発生してくる可能性があるわけですから、結局お肌はシミだらけになってしまう危険性があるのです。 つまり冒頭の美容サイトやネットショップが主張するグリチルリチン酸2Kのシミ取り効果など、まったくあり得ないウソなのです。信じて実践す