一昨日の7月15日は海の日! 海はスキンケア効果絶大!! 安全な海水浴を!!!
一昨日の7月15日は、海の日です。あいにくの梅雨空ですが、皆様は海を満喫されたでしょうか?
内閣府のホームページによりますと、「海の恩恵に感謝し、海を大切にする心を育てること」を目的に、国民祝日としての海の日が制定されたとのことです。また同ホームページにはその背景として、下記のことも記述されています。
日本は、四面を海に囲まれ、世界でも最も海の恩恵を受けている国の一つです。私たちは、古くから海に生活の多くを依存するとともに、海を交通の手段に活用して文化等の交流を図り、海と親しみながら今日の日本を築き上げてきました。さらに、海の環境を保全することと海洋資源の開発は、人類の更なる発展の礎ともなる重要なものです。
私が育った兵庫県高砂市の海は、歴史的に白砂青松の風光明媚なところなのですが、昭和の御代は大変な状態でした。PCBとはダイオキシンと同種の猛毒で、発がん性や肝機能障害、ポックリ病などを引き起こします。海は深刻なPCB(ポリ塩化ビフィニール)汚染で、海水浴などはまったくできない状態でした。また近海魚はPCB汚染がひどい為、お魚は食べてはダメと言われ、子供の頃はお肉しか食べさせてもらえませんでした。ですからお魚嫌いになってしまい、成人してからお魚を食べる訓練をして、やっと食せるようになったほどです。
その頃、同じく白砂青松で有名な静岡県の田子の浦湾はヘドロ汚染で大変な状態で、高砂の海と合わせて、二大海洋汚染と呼ばれていたこともありました。2大海洋汚染とは、日本の二大海洋汚染ではなく、世界的な二大海洋汚染であったともいわれています。土砂を入れ替えるなどの工事を行い、汚染はだいぶましになってきた(海水でPCBが希釈され世界に分散した?)ようですが、さすがに海水浴を楽しむ方はほぼおられないようです。いちど汚れた海は、なかなか元には戻りません。
いろいろな意味で、海はとても大切です。弊社はタラソテラピー製品を企画・販売している関係上、スキンケアを含めた人類の健康増進には、海は欠かせないと考えております。タラソテラピーとは、海水や海藻などの海洋資源を利用した、美容健康法です。海洋生物を起源とする人類は、海から離れ過ぎると健康を害したり生命維持が難しくなる傾向があります。とりわけ海洋ミネラル、たとえばヨウ素(ヨード)などは重要でしょう。
四方を海に囲まれている日本ではまずありえないことですが、大陸奥地に住まわれる少なからずの方は、ヨウ素不足で不健康になる傾向があります。海底が隆起した地域であれば、土壌に海洋ミネラルがふんだんに含まれている可能性が大きいのですが、そうでない場合は極端な海洋ミネラル不足となるわけです。そういうわけで南米には今でも、年に1度だけ山をおりて、一定期間海岸で海藻を採取・天干しして暮らし、また山に戻って行かれる山岳部族もおられるようです。山岳では摂取できない海洋ミネラルを、海藻から摂取するのが目的のようです。
スキンケアにおいても、海は大きな効果をもたらします。 たとえば読者様が乾燥肌でお困りでしたら、海水浴後の何日間はお肌がしっとりすべすべであった等の、ご経験があったかもしれません。 またアトピーアトピー性皮膚炎患者さんにおける、海水浴療法における改善効果です。医師によっては、海水浴が治療の一環に採り入れられているようです。弊社アドバイザー医師(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長 北廣美医師/代替医療分野の第一人者)によりますと、お医者さんの指導のもと、お肌の状態を見極めながら清浄な海での海水浴が、良い効果をもたらすとのことです。(お肌が荒れている状態で汚れて雑菌が多い海での海水浴はダメとのこと。)
アトピー患者さんに限らず、海水浴はスキンケア効果だけでなく、健康増進に大きな効果が期待できるようです。日頃より不足しがちな海洋ミネラルを、全身の皮膚から経皮摂取できるからです。それは温泉入湯と同様で、ミネラルが肌上でイオン交換しながら、体内に入っていきます。もっとも吸収が高まる理想的な海水の温度は体温程度なのですが、それを具現化したものが「バルネオテラピー」と呼ばれる、温水の海水療法です。これを簡易化してご家庭で楽しめるものが、粉末状等のいわゆる「タラソテラピー入浴剤」です。
このように人類に有益な海は、二度と有害な工場廃液の捨て場にしてはならないでしょう。弊社では7月の第3月曜日を、「タラソテラピーの日」とも呼んでおります。
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