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解毒作用のあるグリチルリチン酸ジカリウム(2K)配合化粧水やシャンプーは安全性が高い?

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弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第5章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第5章③ よりの続き) グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸2ジカリウム/グリチルリチン酸二カリウム/GKⅡ) には解毒作用あるといった文言を、ネットショップで販売されている化粧水等コスメやシャンプー等ヘアケア製品の宣伝文句などでよく目にします。まるで同化粧品成分が配合されているから、とても安全で身体に優しいといったイメージさえ、連想しそうになってしまいます。 確かにグリチルリチン酸2Kが抽出される甘草は、中国では古来より“Great Detoxifier(偉大な解毒成分)”とも称されていました。しかしこれは 過去の記事 で述べた、他の薬効成分または有効成分の働きを弱めるという一面にすぎないでしょう。なぜならグリチルリチン酸2Kには、反対に毒性を強める働きもあります。 やはり最も注意すべきことは、 別の過去の記事 で述べたように、平成の御代に発生した2大薬用化粧品の各商材(お茶石鹸と美白化粧水)には、グリチルリチン酸2Kが有効成分としてしっかりと配合されていたという点です。もしグリチルリチン酸2Kに優れた解毒する力があるのであれば、そのような大惨事は発生しなかったでしょう。 以上のことからグリチルリチン酸2Kに都合のよい解毒作用などは、期待すべきではありません。冒頭の同化粧品成分の解毒作用の宣伝は、非常に無責任と言わざるを得ないでしょう。むしろグリチルリチン酸2Kの、他の有効成分の毒性を強める働きに注意をすべきでしょう。(続きの   連続記事第5章⑤   へ) ■  ココログ内の類似記事 ■  アメブロ内の類似記事 ■  Hatenaブログ内の関連記事 ■  グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) ■  弊社公式サイト ■  メインブログ cocolog ■  サブブログ アメブロ ■  hatenaブログ ダイジェスト版 ■  インスタグラム ■  facebook ■  Twitter

甘草(カンゾウ根エキス)の常用/長期使用は危険というのが漢方の教え!

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   弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第4章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 ( 連続記事第3章③ よりの続き) ステロイド剤を要するアトピー性皮膚炎のスキンケア(いわゆる「アトピーケア」)などの場合を除いて、ステロイド剤を常用/長期使用する健常者の方は、まずおられないでしょう。薬効の強いステロイド剤を常用すれば、もはやステロイド剤なしではお肌の収拾がつかない、ステロイド依存症/中毒に陥る危険性があります。そのため健常者がステロイド剤を使用する際は、きわめて短期間での使用が求められます。 日本で古くより確立されてきた漢方の常識でも、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸2ジカリウム/グリチルリチン酸二カリウム/GKⅡ)を薬効成分とする甘草(カンゾウ根エキス) は、長期使用してはならないとされています。漢方薬の処方のうちの6割~7割が、甘草が配合されていますから、6割以上の漢方薬は常用は掟破りということになります。 この甘草の主要薬効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムが外用薬として配合された場合は、配合量が低い場合は、ある程度の期間の長期使用は可能のようです。しかし外用薬の主要薬効成分として用いられた場合は、やはり長期使用は不可となるようです。 このタブーを冒して長期連用した場合の副作用としては、高血圧(偽アルドステロン症)や浮腫の発症が知られています。その他にも目に見えない怖い副作用としては、免疫低下が挙げられます。すなわち、感染症に陥りやすくなる可能性が高まるということです。 グリチルリチン酸2K配合美容液や化粧水等化粧品を長期連用したからといって、偽アルドステロン症が発生するといった事例は、今のところ報告されていないようです。しかし内用(飲用/服用)・外用にかかわらず、甘草またはその主要薬効成分であるグリチルリチン酸2Kが高配合されている製品は、ステロイド剤と同様にすべきでないということです。 あくまでも目的をもって、短期的に使用するに限って、甘草やグリチルリチン酸ジカリウム有用性を、高い安全性をもって享受できるというのが、前人の教えというわけです。その先人の教えをないがしろにしたから、ロドデノール白斑事故や加水分解小麦

甘草/カンゾウ根エキスの手作り化粧品/コスメへの配合で副作用の危険性

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   弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は 第1章 の一部内容の縮小版です。詳細記事をご覧になりたい場合は、上記リンクをクリック下さい。 手作りコスメの素材を販売しているネットショップでは、「甘草エキス(カンゾウ根エキス)は漢方で使用されてきたものだから安全!」などといった、文言が書かれています。はたしてそれは、事実なのでしょうか? 日本では漢方薬は、比較的穏やかな働きで副作用は緩やかと、捉える風潮があります。しかしこれは、事実ではありません。 そもそも漢方薬とは、しっかりとした対面販売が基本です。お客さんには椅子に座ってもらい、健康状態はもちろんのこと、顔色や体臭までも確かめた上で、お客さんの体質や症状に合わせた薬を販売するわけです。そうして初めて高い安全性が確保された漢方薬を提供できるわけです。 ですから体質等に合わないと、逆にを悪化させる等の副作用の危険性が出てきます。そういうわけで、甘草抽出物であるグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)も、注意が必要というわけです。ですから先ほどの「漢方だから安心」は誤りであり、「漢方は正しく使えば安心」とすべきなのです。 以上のことから手作り化粧品と言えども、甘草は正しく使用しなければ、副作用を起こす危険性があります。 ( 続きの記事 へ) ■ ココログ内の類似記事 ■ アメブロ内の類似記事 ■ Hatenaブログ内の関連記事 ■  グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) ■  弊社公式サイト ■  メインブログ cocolog ■  サブブログ アメブロ ■  hatenaブログ ダイジェスト版 ■  インスタグラム ■  facebook ■  Twitter

グリチルリチン酸ジカリウム含有の甘草は漢方では長期服用は危険!

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(この投稿記事は、 弊社公式サイト 内の、 美容・健康情報館の記事「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」全文 のうちの一部をもとに、縮小版として作成しました。) グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)を有効成分とする甘草(カンゾウ根)は漢方薬の世界では、長期服用は危険なためタブーとされています。 しかし日本の化粧品限界では、先人の教えが軽視されて、健康被害が生じているのが現実です。 その最大の事故は、ロドデノール白斑事故と小麦アレルギー事故でしょう。 ( アメブロの類似記事 )   ( 公式ホームページ )

漢方薬での甘草は無条件で安全性が高いわけではなく副作用も強い!

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(この投稿記事は、 弊社公式サイト 内の、 美容・健康情報館の記事「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」全文 のうちの一部をもとに、縮小版として作成しました。) グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)を有効成分とする甘草は、漢方で使用されていたから安全な成分だと、インターネット上でよく書かれています。 しかし漢方薬は、服用する患者さんの体質や症状、そして病状の段階が違った場合は、重い副作用を引き起こすことがあります。 したがいまして、漢方薬の基本に沿えば、手作り化粧水などで甘草エキスやグリチルリチン酸ジカリウムは安易に使用すべきではなく、また高配合はどはもってのほかでしょう。 甘草は正しく使用してこそ、高い安全性が確保される、それが漢方の教えでしょう。(次回へ続く) ( アメブロの類似記事 )   ( 公式ホームページ )