新型コロナワクチン接種前に知っておきたい事実! 死者数が患者数を上回った種痘禍事件や接種後死者数多数の京都・島根ジフテリア予防接種禍事件等薬害事故
この記事は、弊社公式サイト内の「新型コロナ論 第8部 コロナワクチン接種義務とワクチンの歴史」の、分割記事です。前回のブログ記事「明治時代の不可解な天然痘感染拡大の様子」よりの、続きとなります。
第二次世界大戦後の1948年に、それまで半強制的であった種痘接種はGHQ主導により、完全に強制的な日本国民の義務となりました。終戦直後の荒廃により一時的に法定伝染病の発生件数が高まったものの、WHOの1944年の統計によれば、日本の天然痘の発生率はアメリカよりも低という事実があったのですが…。
その法律が成立する前後に、ワクチン史上例をみない大規模な、種痘による薬害が起きました。1947年と1948年の2年間で発生した患者数である405名よりも、2年間の副反応(種痘後脳炎)による犠牲者の数が、大きく上回ってしまったのです。いわゆる「種痘禍事件」です。
またこれと同様の事件として、「京都・島根ジフテリア予防接種禍事件」が1948年に発生しました。京都市および島根県東部で実施された、ジフテリア予防接種による薬害事故です。京都市内だけをみると、予防接種を受けた15561名のうち、606名に重度の副反応が発生、そのうち68名の乳幼児が不幸にして死亡しました。島根を合わせると、被害者は合計930名、うち死亡者は82名という、まさに大惨事です。
エドワード・ジェンナーが考案した種痘は、義務教育での教科書で紹介されます。イタイイタイ病や水俣病などの公害なども、私たちは義務教育で学んでまいりました。しかし近代ワクチン史上稀に見る大惨事といってもよい「種痘禍事件」や「京都・島根ジフテリア予防接種禍事件」は、私たちは学校で学ぶことはなかったのです。
戦後の日本の復興時にアメリカにお世話になったことには、私も日本国民のひとりとして感謝はいたします。しかし日本に対する誤った施策や指導によって災害が発生したのであれば、日本国または米国はそれは明らかにすべきでしょう。そうでなければ、時をかえて、形をかえて再現される危険性があります。
これらワクチンによる大規模な薬害事故があったことを、日本の国民から遠ざけようとするのは、もやはウソをつくことと同じことです。それはワクチンの安全神話の形成・維持のためではとの、想像を禁じ得ません。読者の皆さまは、どのように感じられるでしょうか…。
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